ソラノイロ@麹町 - 2013.02.03 Sun
中華ソバ(750円)
一風堂出身の話題店。2011年のオープン直後から各方面で絶賛の声が上がり、気になってました。半信半疑に。
基本メニューは中華ソバとベジソバの二本柱。今回は前者の食券を購入しました。味わいの中心にあるのは醤油ですが、けっしてそれだけが立った味ではない、旨味の深いスープに驚き。清湯系スープを大別すると、旨味の層(多層的な出汁や油による演出)を作るものと、すべてが渾然一体となったタイプがあるように思うのですけど、ここは後者的なアプローチ。その路線の最高峰と目される、麺や食堂@本厚木を思い出しちゃったりしますよ。嬉しい、おいしい!
麺もじつに面白く、まるでパスタのような弾力ある食感はちょっとやみつきになりそう。2種類のチャーシューやメンマも満足度が高いのです。ベジソバへの興味もまんまと高まってしまいました。疑いは半分にしといてよかったなあ。
ソラノイロ (ラーメン / 麹町駅、半蔵門駅、永田町駅)
★★★★☆ 4.5
■参考記事
・2012/11 麺や食堂@本厚木(神奈川県厚木市)
・2009/05 博多 一風堂@吉祥寺
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黄金の塩らぁ麺 Due Italian(ドゥエ イタリアン)@市ヶ谷 - 2013.01.16 Wed
黄金の塩らぁ麺(780円)
もはや「佐野実」のインパクト以外記憶にない「あの番組」企画から誕生したお店。(←なんせ詳細を覚えてない)
…ということに最近気づき、慌てて行ってまいりました。とっても支那そばや@神奈川・戸塚を想い起こさせるビジュアルがすてき。厚めの鶏油の下には、上品ながらキレとパンチのある鶏ダシのスープが待機。青菜のフレッシュさ、薬味使いの上手さにもはっとさせられました。美味い! とは思いながらも、このレベルにすらどこか物足りなさを感じてしまうのだから、本家・支那そばやとは恐ろしい存在であります。とくにこの余韻が残りづらい感じの麺(上手く言えませんが)には、いまいちしっくり来ず…。もちろん別のお店なのだから、比較するのも変な話なんですけどね。ファン心理としては、つい、「もっとやれるはず…!」と欲を張ってしまうのでした。
「ファン心理」──とかことわっておくと、何でも(軽率に)言えちゃう気がしてくるからやばい。
ドゥエ イタリアン (ラーメン / 市ケ谷駅、半蔵門駅、麹町駅)
★★★☆☆ 3.5
■参考記事
・2012/10 支那そば あおば@武蔵境
・2011/06 支那そばや 鶴ケ峰店@鶴ケ峰(神奈川県横浜市)
・2010/11 支那そばや 本店@戸塚(神奈川県横浜市) タグ : 千代田区
九州じゃんがら 秋葉原本店@秋葉原 - 2013.01.14 Mon
九州じゃんがら(600円)
超有名店だけど、ラーメンフリークにはほとんど関心を向けられていないお店。でも終始満席の盛況ぶり。
「九州じゃんがら」だけど関東とんこつ風で、やっぱり「東京上品とんこつ」とも謳われてるナゾな看板メニューを注文。600円とはいえちっとも嬉しさのない見た目ねえ、と周囲をうかがえば、全部入り(プラス400円)の注文率の高さに驚き。「じゃんがら来たら全部入りっしょ!」的な、お店にとって理想の空気感ができていますやん。予想どおりチープな味わいながら、過度な旨味は思いのほか控えめであっさりおいしくいただけました。屯ちん@池袋より私は好きだなあ。「九州」という意味では、ぼんしゃんというやつがいわゆる博多系という位置づけっぽい雰囲気。でももはやどうだっていいんじゃないでしょうか。「そんなことにこだわってるからモテないんだよ」と人気者が言っています。
九州じゃんがららあめん 秋葉原本店 (ラーメン / 末広町駅、秋葉原駅、御茶ノ水駅)
★★★☆☆ 3.0
■参考記事
・2012/09 屯ちん 池袋本店@池袋 タグ : 千代田区 ご当地 博多系
神保町 可以(かい)@神保町 - 2013.01.12 Sat
味噌らーめん(780円)
私の場合、新店は追いかけないスタンスなので、ブームがひと段落してから食べるラーメンも多くなります。
こちらも「カラシビ」が盛り上がった頃に出来たお店でしたよね。渡なべ@高田馬場(未訪)の系列店で、さすがやり手は自然と流行に乗ってくるなあ! と当時「堂島ロール」を眺めて思ったものです。えっと。何のはなしでしたっけ。
いつのまにか、つけ麺を看板メニューに据えるお店にリニューアルしていて驚きましたが、ラーメンもちゃんとありました。八丁味噌をベースにした甘い味付けの味噌ラーメン。味噌の風味をシンプルに打ち出していますけど、そういえばこの手の味噌だれってあまり出会ったがことないかも。地元が愛知の私にとっては、馴染みの深い味でもありました。そこにホワジャオ(中国山椒)をはじめとしたスパイスを合わせたかたち。といっても、鬼金棒(きかんぼう)@神田のように刺激を前面に主張させるのでなく、あくまでも調味料のひとつとして。スープ自体がドロ系といって差し支えないレベルの濃厚スープだけあって、「シビレ」が適度に引っ込み、私にはむしろバランス良く感じられました。乱切り風の自家製麺も面白いですね。いつ樹@小作にも似てますが、私はこちらの刀削麺風ピロピロ食感がお気に入り。味変用の生姜肉団子(?)などなど、ギミックを綴るだけで文字数を稼げてしまう、ブロガーフレンドリーなお店ともいえましょう。
神保町 可以 (ラーメン / 神保町駅、九段下駅、竹橋駅)
★★★★☆ 4.0
■参考記事
・2013/01 カラシビ味噌らー麺 鬼金棒(きかんぼう)@神田
・2011/06 いつ樹@小作(東京都青梅市) タグ : 千代田区
カラシビ味噌らー麺 鬼金棒(きかんぼう)@神田 - 2013.01.07 Mon
カラシビ味噌らー麺(780円)
武蔵 二天@池袋出身で「カラシビ」の立役者。ブームも沈静化したことだし、と高を括って行けば店外に待ちあり。
5人待ちで「いただきます」まで30分と、回転は遅めです。カラ(唐辛子)とシビ(四川山椒)の好みをそれぞれ選べるシステムで、今回はともに「普通」指定。まず嬉しいのは、味噌ラーメンとしてちゃんと美味いことですね。スープがしっかりしていて、辛さ頼りのラーメンじゃないですのよ。肝心の辛さは、唐辛子はほどほど、山椒はキツめといったところ。四川料理にありそうなテイストではあるし、「カラシビ」というキーフレーズ発明の功績は大きそうだな!
辛さと刺激を楽しむ中本と金竜@千葉・五香の中間的なラーメンで、双方の魅力を持ち合わせてるともいえますけど、両者の強烈な中毒性は削がれちゃってるかなー。フワフワのチャーシューには二郎のブタに喰らいつくときのような軽い興奮を覚えました。太さの異なる麺がミックスされているという、言われなきゃ気づけないレベルのこだわりも!
カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 (ラーメン / 神田駅、岩本町駅、淡路町駅)
★★★☆☆ 3.5
■参考記事
・2012/10 らーめん 金竜@五香(千葉県松戸市)
・2011/05 蒙古タンメン中本 吉祥寺店@吉祥寺 タグ : 千代田区
麺屋 ひょっとこ@有楽町 - 2013.01.04 Fri
和風柳麺(650円)
はい新年。有楽町駅(ほぼ)直結の地下街にあるお店。考えなしにランチタイムに来てしまい、30分待ち…。
スープはほぼ魚介と思われる「あっさり和風だし」なのですが、そのキレたるやはんぱなし。鰹だしの利かせ方はくぼ田@西武柳沢を思わせつつ、ありがちな「じんわり」系でない、軽快かつわかりやすい旨さが魅力。このスープには三つ葉がじつに合います。具のいずれもが薄味に仕上げられていて、かつきちんと美味いのも好印象。なによりチャーシューが絶品! ふわトロのやわらかさ。そしてその脂がスープへと滲み、動物的旨味によって変化したスープもまたナイスであります。意外と存在感のある麺なのに、ちっとも浮いてる気がしないことにも驚きます。
わけわかんないロケーションの無名店、と侮れませんな。その「意外な嬉しさ」込みで、星ちょっとオマケしちゃう。
麺屋 ひょっとこ (ラーメン / 有楽町駅、銀座一丁目駅、銀座駅)
★★★★☆ 4.5
■参考記事
・2012/12 饗 くろ喜(もてなし くろき)@浅草橋
・2011/06 ラーメン専門 くぼ田@西武柳沢 タグ : 千代田区